
真実の物語から死の臭いを学べ
感動を呼ぶすべての本と同じく、この本は実話に基づいている。著者、葛西泰行は、第二次世界大戦のビルマ・キャンペーンを闘った日本軍兵士の体験を読者に共有させることに成功している。著者の鮮明な筆致によってよみがえった、ワニによる殺人事件を知る人は、ほとんどいないだろう。身の毛のよだつ物語の顛末が細部に渡って記述されており、容易に忘れ去ることのできない本になっている。
発表日:2007年7月10日
評者:ミシェル・ダン氏 (アメリカ合衆国、ニュー・ハンプシャー州プリマス市)
於:アマゾン・コム
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