痴呆症 犬 脳神経内科


概    念

犬・猫などのペットの世界も人間同様に寿命が延び、老齢犬の一部に特有な行動の異常が見ら
れる。1993年4月、獣医師、動物行動学者、老人総合研究所などが共同で「犬の痴呆症」
の診断基準を作成した

1.夜動き回る
2.名前を呼んでも反応しない

などの共通の痴呆症状に着目し、

「いったん獲得した学習や運動機能の著しい低下が持続し、飼育困難になった状態」を「犬の
 痴呆症」と定義した
初期症状

1.とぼとぼ歩き回る

2.大きい声で単調に啼く
重    症

1.一方にのみ歩き続け、壁にぶつかっても向きも変えられない

2.飼い主が解らなくなる